創業は明治5年まで遡り、当初は関東で営まれていた由緒ある鰻の専門店です。仙台に移転してから、およそ半世紀。蒸してから焼く関東風で、ずっと七厘を使い、本物の紀州備長炭だけを用いて、パリッと香ばしく、食べればフワッと柔らかく、ジューシーな鰻を提供してきました。「焼き切る。この技術があるから、ウチの鰻は美味しく仕上がる」と胸を張る、当代の主人は小松精一氏。鰻を見極める目利きも確かで、サイズと質から、お眼鏡に適った極上の鰻は『お重 極』になります。甘さ控えめで、上品なタレも抜群。生簀でひと晩、泳がせて「元気な状態にしてから捌く」など、この店ならではの美味しさに徹底してこだわる、仙台を代表する名店です。