「しん」のグルメ・レストラン検索結果一覧

例えば、広島在住の知人に【日本料理　児玉】を紹介されたら、きっとそれは「あなたは大切なお相手です」を言われたようなもの。ミシュラン広島ガイドで2つ星を獲得したこの店で味わえるのは、旬の地場食材を軸とした正統派の日本料理。四季の移ろいを切り取ったかのような華やかな逸品の数々を、店主の児玉さんの家族が切り盛りする温かな店内で気兼ねなく楽しめます。料理はおまかせのコースのみ。丸二日かけて煮込んだ『子持ち鮎の甘露煮』や、仕上がりに3日かける『栗の渋皮煮』などの前菜からも、児玉さんのきめ細やかな仕事ぶり、料理に対する真摯な姿勢が伺えます。なおディナーは1日3組まで。狭き門とくじけず、訪れる価値のある店です。

白島駅から徒歩1分、格子戸をカラリと開けると、板前さんたちが温かく迎えてくれる【味どころ　桃兵衛】。店では、山陰や瀬戸内の鮮魚、広島産の肉や野菜など素材を厳選しています。料理人の腕の見せどころは、素材の目利きと調理の技。例えば魚なら、その状態を見極め、生で使うか、煮る、焼く、揚げるなどの調理をするかを決めます。調理は、素材の持ち味を生かすために余計な手を加えない引き算が基本。同じ刺身でも、おろしたての魚を薄く切って歯ごたえを楽しむ一品にしたり、3日～4日ねかせて「熟成魚」の凝縮した旨みや深いコクを味わう一品に仕上げたり。【味どころ　桃兵衛】は、シンプルですが多様な技で素材の旨さを際立たせます。

八丁堀のオフィス街に、その一角だけ地中海の光と風に包まれたようなレストランが2018年春、開店しました。横浜の名店で修業したオーナーシェフ・武田氏が作るのは、イタリアのなかでも魚介料理に特徴があるシチリア料理。本場のレシピを忠実に再現するとともに、瀬戸内や広島の旬素材を活かしています。まずはランチでも食べられる、カジキやイワシを使ったシチリア風のパスタをお試しあれ。定番の伝統料理『カジキのシチリアパン粉焼き』はシンプルなのにナッツ・スパイスなどの複雑なフレーバーを感じます。料理に合わせたいシチリアワインは赤・白・泡合わせて約70種と広島随一の品揃え。オンリーワンの魅力に満ちたお店です。

この店のメニューはいたってシンプル。値段の異なる4種類のコースのみ。しかも、料理内容はシェフのおまかせで、日によって変わる。野菜は山口県美祢市の農家と契約し、週2回、直送される。送られてきた箱を開けるまで、どんな食材が入っているのかわからない。おいしい食を提供したいという共通の目的と信頼関係があるから成り立つことだ。箱に詰められた無農薬野菜は、そのまま口にしても安全で香り高い。魚介類も同様で、山口県湯田市の鮮魚店が目利きした逸材が届く。その食材と向き合い、おいしさと美しさを最大限に引き出した料理がコースの皿を彩る。素材そのものの甘さやみずみずしさを味わえ、驚きと感動を与えてくれる。

こちらの店では、牛肉はA5ランクの宮崎牛の中で最上級と言われる11番と12番を仕入れ、そのほかも魚介類や地元の野菜に至るまで、厳選した食材のみを料理に使用しています。パスタも一部はオリジナルの配合の生麺を使い、パンとスイーツはパティシエでもあるシェフの手づくりにこだわっているそう。お酒はイタリア産のワインを中心に、料理に合わせやすいものをラインナップしているので、ペアリングも楽しめます。店内は黒板の手書きのメニューやシンプルな内装のおかげで、親しみやすく入りやすい雰囲気。お一人様のちょい呑みやデート、ファミリーや仕事帰りの日常使い、さらにはパーティーまで、どんなシーンでも使いやすい店です。

店名の【クダコ】は瀬戸内海でも指折りの漁場から採ったもの。加えて生でも味わえるというタコ料理が名物のため、箸置きもタコの形という遊び心も魅力です。もちろん、旬を堪能できる瀬戸内海の新鮮な魚介類、アナゴやハモ、小鰯など、季節の味が潤沢。魚介以外のちょっと意外な人気料理は、1時間かけて練り込まれたポテトサラダ、地物のエビの唐揚げ、自家製らっきょうなど、親しみやすいメニューも楽しめます。広島以外の地方では、なかなかお目にかかれない『やおぎも（牛の肺の煮込み）』はふわふわ食感！　幻とも言われる日本酒『獺祭』、『獺祭スパークリング』をはじめ、珍しい日本酒や焼酎も豊富にそろっています。

昭和25年に屋台で開業し、当時からの手法を守り続ける広島風お好み焼きで根強い人気の【みっちゃん総本店　八丁堀本店】。一つ一つの具材を丁寧に積み重ね、麺を入れて焼いたお好み焼きをドロッとした特製ソースでいただきます。生イカ、生エビなどのシーフードが入った魚介のエキスが詰まった『お好み焼き　スペシャル』や広島産の青ネギがたっぷりとトッピングされた風味豊かな『お好み焼き　ネギかけそば入り』など豊富な品揃えが魅力。昔懐かしい昭和レトロな店内には、カウンターとテーブル席が用意されており、グループでの利用もできます。八丁堀駅から徒歩5分ほどと近く、学校帰りや会社帰りに気軽に立ち寄れるお店です。

真っ赤な看板に広島焼きがひと際目を引く【お好み焼き・鉄板焼き　そり家】。広島生まれ広島育ちの店主とその家族が営む店は、和気あいあいとしてつい長居をしてしまう雰囲気があります。一見強面な店主の、熱くあたたかなもてなしが魅力的。アツアツの鉄板で『お好み焼き』や『鶏チーズダッカ』などの鉄板料理を、美味しく豪快に仕上げてくれます。店内は家族や仲間と座れるテーブル席や個室があり、一人でも立ち寄りやすいカウンター席も完備。当日OKの飲み放題でグループ宴会も可能です。観光や出張で広島を訪れた際におすすめしたい一軒。本場広島焼きはもちろん、心あたたまる家族のもてなしに、心もお腹も満足すること請け合いです。

【シマラボ】は、「わが家のおもてなし」をコンセプトに、三國清三シェフのエスプリを受け継いだ、オーナーシェフである島村氏がつくる「ラ・キュイジン・テロワール（郷土料理）」をゆっくりと堪能できるお店。地元広島のこだわり食材を中心に、東広島市・渡辺農場の自然農法で育った格別な味わいの野菜を使用。食材本来の美味しさ、美しさを、存分に引き立てる極上の一皿一皿に、おもわず笑顔があふれます。12階にある店内は、昼は空の広がりを、夜は夜景を楽しめる、開放感のあるとても素敵な空間。大切な方をわが家でゆったりともてなすような心地よい接客に、至福のひとときをすごせるお店です。

古民家風の店内で、和食をベースとした創作料理が食べられる【和食屋きくお】。草津漁港直送の鮮魚や肉料理をはじめ、美味しい料理と豊富な日本酒が楽しめます。つまみにおすすめの『燻製』は、ゆで卵や明太子などを香り高く燻した逸品揃いです。イノシシ肉、シカ肉を赤鶏と一緒に柔らかく煮込んだ『猪鹿鳥煮込み』は、それぞれの肉の味がしっかりと感じられる店の名物料理。日本酒は、広島の地酒を中心に全国から厳選した銘酒が充実しています。料理ごとに相性の良い酒を教えてくれるので、店主に気軽に尋ねてみては。落ち着いた店内では、カウンターで一人静かに飲むことも、宴会コースで仲間と楽しいひとときを過すこともできます。