一省一国といわれるほど広大な中国。当然、地方ごとに言葉も違えば料理もさまざま。そんな中国を自らの足で渡り歩き、知られざる田舎料理や家庭料理を紹介すること。それがここ【蓮香】のシェフ・小山内耕也氏が掲げるコンセプトです。村の小さな食堂で、あるいは辺境の少数民族の街で、自ら食べて感動した料理を、日本の環境のなかで再構築。新鮮野菜や発酵食品などを多用し、従来の中華料理のイメージを覆す多彩な味に仕上げます。おまかせ一本の日替わりコースでは、そんな未知の料理が次々と登場するのです。「必ずお腹いっぱいにします」というボリュームも、この店の大きな魅力です。