店名の【啓蟄】は1年を24分した暦で3月初旬、命の芽吹きを表している言葉。「この店を訪れてくれた方の中に新しい驚きが生まれるような体験を提供したい」というシェフ・松本祐季さんの想いが込められているのです。食材の自然な形、色など偶然のニュアンスも活かせるよう、固定観念に捕らわれず独自の創造力で思考を深め、ユニークな食材の組み合わせと丁寧な調理を重ねて表現しています。器の使い方も工夫された作品のような料理は、派手に演出された一瞬の驚きではなく、心にじわじわと染み込み、体の中で何か新しいものが芽生える余韻の長さが特徴。少量多皿で1520の食べたことがない体験で心満たされる隠れ家レストランです。