開業前にメキシコシティで2年間修業をしたオーナー。店で出している7種類のタコスの中でもイチ押しなのが『パストール』。美味しさの要は薩摩産の豚肉にあり。10種類以上のスパイスを仕込んだ極秘のタレに漬け込んで作るのだが、旨味が濃くて柔らかい。スパイシーなサルサとも好相性、パクチーの風味やパイナップルの甘さもいいアクセントになって、テンポ良く食べられる。手作りのトルティージャはとうもろこし製と小麦粉製の2種類があり、好みで選べるのもありがたい。ちなみに店の名前はメキシコの言葉で「酔っ払い」。現地でも愛飲されているフローズンマルガリータや、100種類以上も揃うテキーラを片手に、ゴキゲンな時間の始まりだ。