【兄弟寿し】が全国区の人気を誇るようになったのは、東京で修業を積んだ2代目・本間龍史氏が、2011年に店を継いでから。昔からの新潟の花街・古町エリアの町寿司だった店を、徐々におまかせコース中心の形態に変えていきました。そして本間氏がとくにこだわったのが、徹底的に新潟県産の食材を使うこと。つまみやにぎりで出す魚介は、ほとんどが近海で、その日の朝に獲れたものです。寿司米も新潟妙高産に変え、それを炊くのも妙高の伏流水。酢も県内の村上産、また締めのお茶とそれを煎れる水も、村上から取り寄せています。地場の食材で理想の寿司を追求する姿勢は、“新潟前寿司”として、今、話題を集めています。