心地良く飲める店として評判を呼んだ三軒茶屋【鈴しろ】。この名居酒屋が一年半余りの充電期間を経て白金高輪に【わたなべ】と店名を変え、割烹としてリニューアルオープンしました。素材の持ち味を活かしつつ、シンプルにしてオリジナリティ溢れる料理を目指すのはご主人の渡邊大将氏。食べ歩きから得た一工夫がその創意の源だといいます。充電期間中は、他ジャンル店で研修。よりその味に磨きをかけました。そして、味の骨格を支えているのが渾身の出汁。ゲストの顔を見てからとる出汁は、まず、その香りに胃袋を掴まれます。天然真昆布に、定番の鰹節ではなくマグロ節を用いるそれは味わいも格別です。