西麻布の賑わいを背に扉を開けると、落ち着いた照明の檜のカウンターが待っています。【氣分】は、食材が持っている“氣”を訪れた人に分けてゆきたい、そんなユーゴ・ペレ=ガリックス氏の思いがこもったお店です。フランスの名店で修業後、日本料理を学ぶために来日。【菊乃井本店】で2年間研修をしながら、空いた時間で魚の活け締めを学ぶなど、日本の技法を徹底的に吸収し、銀座の【エスキス】へ。抒情性あふれるリオネル・ベカ氏の料理に感化され、7年間働いた後、このたび独立。フランス料理の要であるソースと、日本料理の繊細な包丁技や素材へのアプローチを重ね、国境を超えて自らが信じる“良いもの”を表現してゆきます。
日本とフランス、国境を超えて生み出す「ウルトラ・キュイジーヌ」