江戸時代、庶民の味として親しまれていた「ねぎま鍋」をメインに据えた小料理屋【ねぎま】。ここは、惜しまれつつも2016年に閉店した江戸料理の名店【なべ家】の味を受け継いだ「ねぎま鍋」専門店です。名物の「ねぎま鍋」は、脂がのったマグロや甘みのあるネギを、鰹ベースの酒だしでじっくりと煮込んだもの。一粒ずつ丁寧に潰した香り高い黒胡椒をはらりとかければ、味も香りもさらに際立ちます。〆には土鍋ごはんを一口食べ、上から鍋の煮汁をかけた汁かけめしを。これらすべてを女将がつくり取り分けてくれる、そんな極上のおもてなしにも触れられます。他にも江戸前の玉子焼きや自家製の燻製があり、日本酒とともにじっくりと堪能できます。