かつて日本橋にあった魚河岸が築地に移転したのは昭和初期のこと。その当初から現在まで80年近く、市場で働く人たちに愛され続ける老舗がここ【とんかつ八千代】です。現在では遠方から訪れる人も増加。わざわざ築地に足を運んだ観光客が、あえて寿司ではなくフライを選ぶのは、それが他では決して味わえないおいしさのため。その味はいまや築地の名物のひとつとして、人々の舌を魅了しています。おいしさの理由として真っ先に挙げられるのは、やはり素材の質。市場内という地の利を活かし、新鮮で上質な魚介を贅沢に使用しています。そこに長年培われてきた揚げの技術が加わることで、軽やかな食感と深い旨みを両立するフライとなるのです。