修業時代に様々なスタイルを経験するなかで、イタリア料理を志し、2015年、故郷の香川で独立したオーナーシェフ、中川暁友氏。昼夜ともに完全予約制でおまかせコースのみを供しますが、イタリア料理の常識にとらわれることなく、発想は柔軟。定番のクロスティーニに生のマッシュルームを使うなど、独自性を追究しています。目指すは「できる限りシンプルな調理法で食材の魅力を引き出す精度を上げつつ、自分にしか作れない料理を提供する」。何より、中川氏の料理は主役が明確。鳩なら鳩、ヒラメならヒラメを食べている満足感があります。だからこそ、また訪れたいと多くのゲストは思うのです。高松で己の道を邁進する、新進気鋭の一軒です。