ネオン煌めく銀座八丁目の雑居ビル。その地下階にひっそりと佇む鮨店こそが、ミシュランガイドで2つ星に輝き続ける【鮨かねさか】です。地下階段を降りた先、扉の先に広がるのは美しい白木のカウンター。室町時代の花器に花を生け、魯山人の器で鮨を供す、すべてにおいて本物にこだわる名店は、その設えも日本美に包まれています。もちろん、それは鮨にも反映されます。茹でた車海老には芝海老のおぼろを隠し、火加減に目を配り煮上げた蛤はふわりと柔らかく…。店主・金坂氏が生み出す鮨ネタは、いずれも江戸前の仕事を施した逸品ばかり。極上の空間で味わう、至高の寿司。世界が認める味がここに。