色鮮やかな魚介の前菜、濃厚な味わいを湛えた旬野菜、ボリュームある肉料理、小麦の風味が際立つ自家製パン。黒板に提示される数々の料理は、どれも秋元さくらシェフが丹精込めて仕上げた自信作。女性シェフらしい繊細で華やかな盛り付けのなかに、深く力強い旨みを秘めています。そんな料理のおいしさもさることながら、誰もがくつろげる居心地のよさもこちらの魅力。料理を2皿に取り分けてサーブするスタイルや適度な距離感の接客、3500円から各種そろえたワインなど、あらゆる点にゲスト目線に立った心配りが潜んでいます。料理はアラカルトのみ。好みの皿を、おいしいワインとともに、気兼ねなく楽しめる、使い勝手抜群の一軒です。