独創的なスパイスカレーやコース料理でスパイスマニアを熱狂させつつも、2023年に閉店した祐天寺【レカマヤジフ】。同店で腕を揮っていた高木祐輔氏が新たに開いたのは「スパイス×中華×ワイン」をテーマにしたアラカルトスタイルのお店です。中国各地方からインドまで自在な調理法でつくられた料理。と聞くと、スパイス感の強い料理を想像してしまいますが、意外にもスパイスの香りはやさしく穏やか。良質な食材が手に入る日本だからこそ、あくまで食材の良さを活かすことを第一義としています。独創的な料理とワインながら、日常使いができる“街角のビストロ”のようなカジュアルさは早くも周辺に住む人の好奇心と胃袋をつかみ始めています。