西の空が茜色に染まり、中川から吹く風がちょっぴり冷たさを増した頃、「めんぽぽ」の味噌ラーメンが恋しくなってくる…。
札幌出身の店主が吉川の地に店を構えて15年。地域にしっかりと根差し、サラリーマンの帰宅時間ともなると店内の賑わいは最高潮に。
味は勿論、本場直伝。札幌直送の小林製麺の黄金色の縮れ麺は、輝き眩しい程の美しさ。店主オススメのこってりラーメンは、背脂がまるで麺とスープの潤滑油の如くガッチリと絡み合い、見事なアンサンブルを堪能できる。
札幌ラーメンの伝統はしっかりと守りつつも時代の変化に合わせて少しずつ味を変えてきたと語る店主。まさに温故知新の精神が地元のファンの心を固く掴んでいる。