一枚板のカウンターに、頑固な職人。そんな寿司屋のイメージを覆す店がここ【鮨りんだ】です。店主の河野勇太氏が標榜するのは、「美味しかった」はもちろん「楽しかった」と言ってもらえる店。ゲストの苦手な食材だけでなく、好きなネタを必ず聞くのはゲストの「楽しい」を追求するためでもあります。日本酒が飲めなくても、かわりに店主の実家の果樹園で搾ったみかんジュースを振る舞うなど、とにかくゲストを飽きさせることはありません。もちろん、握りも一流。築地をはじめ瀬戸内や伊勢より直送するネタを使い、ひと手間ふた手間を加えた寿司は、中トロを3枚漬けにして食感や味わいの広がり方に変化をもたせるなど、遊び心も満載です。