在来種の蕎麦に特化した手打ち蕎麦の名店【蕎麦おさめ】が西麻布から目白に移転。築100年の古民家を再生、風情溢れる一軒家としてリスタートしました。つくばいや灯籠を配した坪庭を臨む店内は、座敷を杉の木の床にフローリング。長い年月を経ればこその風趣の中、どこかモダンさが漂います。雰囲気はガラリと変わったものの、蕎麦の旨さはそのまま。せいろ、粗挽き、玄蕎麦の3種を打ちわける他、各々に産地も変えるこだわりぶりで、例えば取材日のせいろは広島の比和在来、粗挽きは長崎の対馬在来、玄挽きは福井の池田在来といったところ。素朴ながら力強い味わいは在来種ならでは。豊富に揃うつまみや日本酒とともに粋なひとときを楽しめます。