京都を代表するふぐの名店として名を馳せる【ふぐ料理 ともえ】。この店のふぐ料理を一段と引き上げている秘訣は“熟成”にあります。予約制をとるこのお店は、お客様へ提供するタイミングを逆算し、時間を追って少しずつ部位を解体しながらゆっくりと熟成させていきます。この丁寧な工程を経ることで、ふぐは淡泊な味わいから濃厚な旨味を湛える食材へと劇的に変化。店主の亀井氏が「最低でも30回は噛んでほしい」とお客様にお願いする『てっさ』は、噛むほどに旨味が口中に広がります。この一皿に代表される通り、店の高い評価を裏付けるのは店主のふぐに対する確かな知識と深い愛情。京都駅からはやや遠いものの訪れる価値のあるお店です。