赤坂の中華の名店【うずまき】で約7年間シェフを務めた松下和昌氏が独立。2015年2月に神楽坂の路地裏に構えた新店がここ【ENGINE】です。松下氏といえば、日本の食材をふんだんに使った、和の風情を感じさせる中華が代名詞ですが、そのセンスと技術はここでも健在。例えば、【うずまき】時代からの名物である酢豚は、飴色に輝くタレに絡めた豚肉と季節の野菜を添えただけのシンプルな一品ですが、見た目からして一般的な酢豚とは一線を画します。〆サバも花椒のソースと合わせたり、サンマも身を燻製にして春巻きに仕立てたりと、登場するどの料理も中華のイメージを軽々と超越。開店からまだ1年足らず。この店の動向に目が離せません。