創業30余年を数える銘酒居酒屋の先駆け的存在。いまや希少酒の代名詞となった十四代をいち早く東京に紹介した店としても知られています。囲炉裏端に陣取って穏やかに笑う伯楽は、店主の大林禎さん。その人柄と深い日本酒への造詣も、この店の人気の一因です。ウィットに富んだ酒の薀蓄を聞きながら、盃を傾けるかけがえのないひととき。それがこの店の真骨頂といえるでしょう。揃う日本酒は、すべて大林さんが自ら飲んで納得したものだけ。各地の漁師料理をはじめとした料理も、すべて酒との相性を考えてつくられています。機微に富んだ酒の味を消さぬよう繊細に仕立てられた料理は、日本酒の旨さを改めて実感する手助けをしてくれるはず。
江戸時代より続く、都内唯一軒のあんこう料理専門店。